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中嶋 悟
日仏理工科会誌, (44), p.1 - 28, 1988/00
推積続成作用又は熱水条件下での、天然炭質物によるウラニルイオンの吸着及び還元反応の機構とその定量的側面を明らかにするために、一連の実験的研究を行なった。亜炭によるウラニルイオンの還元反応は、亜炭の脱水素化、即ち水酸基の酸化と鎖状炭化水素基の脱水素化による事がわかった。また、この反応の速度論的パラメータを求めた。単純な有機物によるシュミレーション実験との比較から、反応の律速過程を推論した。さらに、反応の平衡論的検討から、天然の条件でも亜炭はウランの沈殿に有効である事がわかった。結局、これらの実験的研究から、従来複雑だと考えられてきた天然有機物と、ウランのような重金属の相互作用を定量的に取り扱える。このようなアプローチは、放射性廃棄物起源核種の地層内での移行と固定の長期的評価に用いることができる。